令和２年１月２２日・２３日初めて琵琶湖の湖畔にあるJIAM（全国市町村国際文化研修所）なる研修所に来た。ココで開催される自治体議員向の財政研修会に参加する為だ。一般に２月の中頃から第４回定例会が開催されるが、そこでは新年度の地元目黒の予算員会が開催される。その為の基礎知識の習得に向けてである。 選挙前は何かと「政権公約（マニフェストの中身）は何？」と問われる機会が多かったのだが、恐らく議会では何をするの？という種の質問が“政権公約”という言葉に集約されていたのだと理解するが、正直に言えばこれほど答えに窮する質問はなかった。「行政と議会というのは車輪の両輪」と形容される様に、そもそもは独立した組織である事。あえて“公約”という単語を使うならば、それは首長選挙に出馬している場合に有効な問いである旨、中々納得してもらえるまで喋る時間を貰える事は稀であった事を思い出す。予算委員会ではとどの詰まり、行政側が提案してきた来年度の予算案に対して、議会側が質問を通じて、概して賛成できるものか、或いは反対して予算執行させない方向に意思表示をするかという事を審議する場である。もう一つ言えば、議会はあらゆる手段を用いて行政を監視する、というのが仕事である。従って、自分からあれをやります！これをやります！等と言うのは無責任極まりない言説であると感じている。勿論、時間と労力をかけて、区の抱える、或いは区の想定する分野から外れてしまっている特定の問題、弱い立場に陥ってしまっている諸事象に、時間と労力をかけてコミットしてゆく事とは別の意味での話である。もとい、予算・決算に係る審議では、大量の資料を読み込む必要があり、そこに並ぶ専門用語と数字・数値を読み解く事には非常に根気と努力のいる作業である。行政の中でも、財政課と、他部局の財政担当の人間、他部局の政策側の担当者では認識が異なる様相にて。質問をする側の議会側に属する我々でさえ、財政は学び続ける事が必要であると認識している。 行きしなには新幹線に忘れ物をしてスッタモンダの挙句、物は手元に戻る。帰りには京都にて、大叔母の３回忌にて、お墓と祖母一族の家々に伺う。写真は「京極かねよ」のきんし丼と鰻丼。腹開きの蒸さない関西風鰻は初めて！旨し！！店は古く、座敷も階段も傾いていた
[ 令和２年１月２２日・２３日初めて琵琶湖の湖畔にあるJIAM（全国市町村国際文化研修所）なる研修所に来た。ココで開催される自治体議員向の財政研修会に参加する為だ。一般に２月の中頃から第４回定例会が開催されるが、そこでは新年度の地元目黒の予算員会が開催される。その為の基礎知識の習得に向けてである。 選挙前は何かと「政権公約（マニフェストの中身）は何？」と問われる機会が多かったのだが、恐らく議会では何をするの？という種の質問が“政権公約”という言葉に集約されていたのだと理解するが、正直に言えばこれほど答えに窮する質問はなかった。「行政と議会というのは車輪の両輪」と形容される様に、そもそもは独立した組織である事。あえて“公約”という単語を使うならば、それは首長選挙に出馬している場合に有効な問いである旨、中々納得してもらえるまで喋る時間を貰える事は稀であった事を思い出す。予算委員会ではとどの詰まり、行政側が提案してきた来年度の予算案に対して、議会側が質問を通じて、概して賛成できるものか、或いは反対して予算執行させない方向に意思表示をするかという事を審議する場である。もう一つ言えば、議会はあらゆる手段を用いて行政を監視する、というのが仕事である。従って、自分からあれをやります！これをやります！等と言うのは無責任極まりない言説であると感じている。勿論、時間と労力をかけて、区の抱える、或いは区の想定する分野から外れてしまっている特定の問題、弱い立場に陥ってしまっている諸事象に、時間と労力をかけてコミットしてゆく事とは別の意味での話である。もとい、予算・決算に係る審議では、大量の資料を読み込む必要があり、そこに並ぶ専門用語と数字・数値を読み解く事には非常に根気と努力のいる作業である。行政の中でも、財政課と、他部局の財政担当の人間、他部局の政策側の担当者では認識が異なる様相にて。質問をする側の議会側に属する我々でさえ、財政は学び続ける事が必要であると認識している。 行きしなには新幹線に忘れ物をしてスッタモンダの挙句、物は手元に戻る。帰りには京都にて、大叔母の３回忌にて、お墓と祖母一族の家々に伺う。写真は「京極かねよ」のきんし丼と鰻丼。腹開きの蒸さない関西風鰻は初めて！旨し！！店は古く、座敷も階段も傾いていた ]
