令和元年10月30日㈬@目黒区都市環境委員会行政視察3日目(最終日)@倉敷市真備町バスに揺られる移動時間と距離が長い今視察も最終日を無事終えて、新幹線でこの原稿をスマホで執筆している。本日の視察テーマは、「災害時の緊急対応(河川対応と非難対応)」と治水計画についてである。忘れもしない昨年の「平成30年7月西日本豪雨」による被害で岡山では河川の氾濫や堤防の決壊による浸水、土砂災害が相次ぎ、被災家屋は14000件にのぼり、真備町だけでも51人の方々が亡くなった事は記憶に新しい。(昨年のこの災害に加えて、本年の台風15号19号の被害が重なる様に似た災害が西と東で起きている事実について想う事は別の機会に書く。)バックウォーターという聞きなれない言葉を聞いたのもこの時が初めてであった。行政ができる事、「真備町復興計画」、「経験を生かした災害に強いまちづくり」、「まちを守る治水対策」、「身近な緊急避難場所の確保」、「災害に強い都市基盤づくり」等、町役場だって被災していたにも関わらず、矢継ぎ早に主要施策を道筋としてまとめ上げた事は尊敬に値する。しかし、その経験と提言が行政の縦割りを超えて近隣や他の自治体への、来るべくその時にむけて共有できるのかという観点からすると正直よくわからなかった。上記計画や対策はこの視察で自分は一読はしたものの、悲しいかな目黒区内で起こった先の台風19号の折の区内部の緊急体制の構築、区民への公報の混乱具合をみても、他市町村の負の経験をウチの区では利用できている風には思えなかった。そこで視察というのは何かという事を考えさせられる。その視察先の成功例や経験を一般化して自区にそのまま当てはめたりコピーする事は難しいものの、そこで培われた反省をベースにした知恵と英知を持って帰り、工夫をもって自区の形にする原動力となる経験にできるかどうか、、という事なのではないかと考えた。
日々の活動の一覧
ブログ
- ホーム
- ブログ
- ブログ
- [ 令和元年10月30日㈬@目黒区都市環境委員会行政視察3日目(最終日)@倉敷市真備町バスに揺られる移動時間と距離が長い今視察も最終日を無事終えて、新幹線でこの原稿をスマホで執筆している。本日の視察テーマは、「災害時の緊急対応(河川対応と非難対応)」と治水計画についてである。忘れもしない昨年の「平成30年7月西日本豪雨」による被害で岡山では河川の氾濫や堤防の決壊による浸水、土砂災害が相次ぎ、被災家屋は14000件にのぼり、真備町だけでも51人の方々が亡くなった事は記憶に新しい。(昨年のこの災害に加えて、本年の台風15号19号の被害が重なる様に似た災害が西と東で起きている事実について想う事は別の機会に書く。)バックウォーターという聞きなれない言葉を聞いたのもこの時が初めてであった。行政ができる事、「真備町復興計画」、「経験を生かした災害に強いまちづくり」、「まちを守る治水対策」、「身近な緊急避難場所の確保」、「災害に強い都市基盤づくり」等、町役場だって被災していたにも関わらず、矢継ぎ早に主要施策を道筋としてまとめ上げた事は尊敬に値する。しかし、その経験と提言が行政の縦割りを超えて近隣や他の自治体への、来るべくその時にむけて共有できるのかという観点からすると正直よくわからなかった。上記計画や対策はこの視察で自分は一読はしたものの、悲しいかな目黒区内で起こった先の台風19号の折の区内部の緊急体制の構築、区民への公報の混乱具合をみても、他市町村の負の経験をウチの区では利用できている風には思えなかった。そこで視察というのは何かという事を考えさせられる。その視察先の成功例や経験を一般化して自区にそのまま当てはめたりコピーする事は難しいものの、そこで培われた反省をベースにした知恵と英知を持って帰り、工夫をもって自区の形にする原動力となる経験にできるかどうか、、という事なのではないかと考えた。 ]