【銅版画の展＠目黒美術館】「版画いろいろ＋特集展示 秋岡芳夫全集6 銅版画」展にお邪魔する。 所管委員会の委員として仕事として来たつもりであったが、、古い記憶が蘇った。その昔、高校生の時の選択授業で美術をとっていたのだが、、その折に銅版画を作成した事を思い出した。数ある技法の中、その技法は銅板を削った所を薬液に浸して腐食させて、中和して、それで凹凸を作ってゆく果てしない作業であったのだが、化学変化を美術作品制作に取り入れた比較的新しい２０世紀の技法と、その構造が面白くって虜になった事を思い出した。思へば、その一時的な錯覚や、斬新な印象がキシを美術大学進学に駆り立てる動機の一つになった訳だが。。 展示する作品群は、まさに一流の画家・芸術家がキャンバスから離れて新しい技法をトライ＆エラーで何度も試して表現とされていった軌跡の訳で、１高校生の作品、或いは何ちゃって美大生の興味本位での作品制作とはもはや次元の違うモノ。デッサンを基本とする表現力もさることながら、、様々な手法が、それがまた新たな進化を遂げている現実に、これがどうして銅板なのか、、ホントに版画なの？？どうしてこの表現が版で出来るの？？という率直・純粋な疑問にまでつながり、キシの頭では理解不能というか、仕立て方を想像する事さえ不可能であった。 人生をかけて版に取り組んだ魂の表現とは、興味本位の人間の想像を遥かに超えているリアルをまざまざと痛感させられる結果に。。（展示は11/12迄＠目黒美術館）![[ 【銅版画の展＠目黒美術館】「版画いろいろ＋特集展示 秋岡芳夫全集6 銅版画」展にお邪魔する。 所管委員会の委員として仕事として来たつもりであったが、、古い記憶が蘇った。その昔、高校生の時の選択授業で美術をとっていたのだが、、その折に銅版画を作成した事を思い出した。数ある技法の中、その技法は銅板を削った所を薬液に浸して腐食させて、中和して、それで凹凸を作ってゆく果てしない作業であったのだが、化学変化を美術作品制作に取り入れた比較的新しい２０世紀の技法と、その構造が面白くって虜になった事を思い出した。思へば、その一時的な錯覚や、斬新な印象がキシを美術大学進学に駆り立てる動機の一つになった訳だが。。 展示する作品群は、まさに一流の画家・芸術家がキャンバスから離れて新しい技法をトライ＆エラーで何度も試して表現とされていった軌跡の訳で、１高校生の作品、或いは何ちゃって美大生の興味本位での作品制作とはもはや次元の違うモノ。デッサンを基本とする表現力もさることながら、、様々な手法が、それがまた新たな進化を遂げている現実に、これがどうして銅板なのか、、ホントに版画なの？？どうしてこの表現が版で出来るの？？という率直・純粋な疑問にまでつながり、キシの頭では理解不能というか、仕立て方を想像する事さえ不可能であった。 人生をかけて版に取り組んだ魂の表現とは、興味本位の人間の想像を遥かに超えているリアルをまざまざと痛感させられる結果に。。（展示は11/12迄＠目黒美術館） ]](https://kishidaisuke.com/blog/wp-content/uploads/2023/10/387664224_284116497820360_4562401901857190262_n.jpg)
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