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[ 都市防災:帰宅困難者対策 という講演を拝聴した。先生は東大大学院の廣井悠先生。心に残った事、要点を下に整理する。 ・「帰宅困難者」という言葉は比較的新しい言葉であるが故に、定義が定まっておらず、それを使う人間によってカバーする範囲が変ってしまう。が為に新聞マスコミ報道等での数字上の差異が発生している。・2011年の東日本大震災の折の都心部での帰宅困難者体験は、来る首都直下型震災への教訓にはなっていない。一部しか参考にならない「特殊解」に過ぎない。むしろ、下手に“成功体験”をしてしまったが故に、後の悪影響につながりかねない。・震度5強でさえあれ程の混乱を来している事実。・流通インフラが止まれば、食料物資の不足につながる。・家族を助けに行きたい気持ちは理解できる所であるが、全ての人が同じ衝動にかられている。つまり、同じ心理に覆われる事が帰宅困難者の滞留に繋がり、2次災害へ発展する。・帰宅困難程度で人が死なない為に、群衆を制御する。安全な場所、「職場」に忍耐強く3日間残る事が社会的正義である。結果としては「帰るのが大変だった。」、「筋肉痛になる。」程度で済む。・3日分の備蓄。要点1.首都直下・南海トラフ巨大地震は3.11の首都圏と全く異なる被災状況になる。要点2.自分が被害者になるだけでなく、間接的な加害者になる可能性さいある。要点3.帰宅できない事が問題なのではなく、「震度5強ですら大都市が大混乱に陥り、帰れず・避難も出来ず・情報も受け取れない人々でまちや道路が大量にあふれた」という事実が重要。要点4.帰宅困難者対策は、社会貢献的側面もあるが、大前提としては避難行動、安全確保等と同じく、社員を護る対策。帰宅困難者の滞留は、群衆雪崩や渋滞を興さないための環境づくりに過ぎず、東日本大震災で「大都市の移動」に関する大きな課題が顕在化したと解釈すべき。火災被害が甚大な場所や、津波の来る場所はこれが命に係わる問題になる。 ]

都市防災:帰宅困難者対策 という講演を拝聴した。先生は東大大学院の廣井悠先生。心に残った事、要点を下に整理する。 ・「帰宅困難者」という言葉は比較的新しい言葉であるが故に、定義が定まっておらず、それを使う人間によってカバーする範囲が変ってしまう。が為に新聞マスコミ報道等での数字上の差異が発生している。・2011年の東日本大震災の折の都心部での帰宅困難者体験は、来る首都直下型震災への教訓にはなっていない。一部しか参考にならない「特殊解」に過ぎない。むしろ、下手に“成功体験”をしてしまったが故に、後の悪影響につながりかねない。・震度5強でさえあれ程の混乱を来している事実。・流通インフラが止まれば、食料物資の不足につながる。・家族を助けに行きたい気持ちは理解できる所であるが、全ての人が同じ衝動にかられている。つまり、同じ心理に覆われる事が帰宅困難者の滞留に繋がり、2次災害へ発展する。・帰宅困難程度で人が死なない為に、群衆を制御する。安全な場所、「職場」に忍耐強く3日間残る事が社会的正義である。・帰宅困難の結果としては「帰るのが大変だった。」、「筋肉痛になる。」程度で済む。・3日分の備蓄。要点1.首都直下・南海トラフ巨大地震は3.11の首都圏と全く異なる被災状況になる。要点2.自分が被害者になるだけでなく、間接的な加害者になる可能性さいある。要点3.帰宅できない事が問題なのではなく、「震度5強ですら大都市が大混乱に陥り、帰れず・避難も出来ず・情報も受け取れない人々でまちや道路が大量にあふれた」という事実が重要。要点4.帰宅困難者対策は、社会貢献的側面もあるが、大前提としては避難行動、安全確保等と同じく、社員を護る対策。帰宅困難者の滞留は、群衆雪崩や渋滞を興さないための環境づくりに過ぎず、東日本大震災で「大都市の移動」に関する大きな課題が顕在化したと解釈すべき。火災被害が甚大な場所や、津波の来る場所はこれが命に係わる問題になる。

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